香港政府の統計局が5年ぶりに、香港に住む中華系以外の人種数や世帯収入などのデータ「エスニック?マイノリティ?レポート」を更新しました。人種別の世帯収入では日本人が3位になるなど興味深い結果が沢山ありましたので以下にご案内します。
この統計は2016年のデータに基づいており、香港に住む中華系以外の人種数は58万4,383人で、香港全体(733万6,585人)の8%。最も多い人種、1位から5位のデータは以下のとおりとなっています。
1位 : フィリピン人 18万4,081人5位 : インド人 36,462人
日本人は9,976人(香港全体の0.14%)であり、0~14歳が1,622人、15~24歳が408人、25~34歳が1,539人、35~44歳が2,423人、45~54歳が2,274人、55~64歳が1,057人、65歳以上が653人となっています。(※在香港日本領事館は在留邦人数26,642人と伝えています。2016年10月時点)
人種別の世帯収入(月収)の中央値では以下のようなデータが発表されており、インドネシア人は住み込みのホームヘルパーとして働くものが多いことから、人種別ではワースト1位の9,250香港ドル(約13万3,200円)となりました。
1位 : 白人(統計局の表記) 60,000香港ドル(約86万4,000円)5位 : ネパール人 21,840香港ドル(約31万4,500円)
エスニック?マイノリティ全体の世帯収入の中央値は32,500香港ドル(46万8,000円)となり、香港全体の世帯収入の中央値である25,000香港ドル(約36万円)を大きく上回っています。
その他、「エスニック?マイノリティ?レポート」の中で日本人に特化したものでは以下のようなデータがありましたのでご案内します。
?日本人男性の結婚相手の70.2%は日本人。?日本人の34.8%が貿易/卸売/小売業、16.3%が金融/保険業。
これらのデータは以下、香港政府の統計局のPDF(https://www.bycensus2016.gov.hk/data/16bc-ethnic-minorities.pdf)でもご覧いただけますので興味のある方はご覧ください。
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